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GATS / Got Abroad To Scale

スタートアップエコシステム拠点都市、
ロンドンで集中プログラムを提供

国際的なスタートアップやベンチャーキャピタル(VC)の集積地として確固たる地位を築いた英国で、エコシステムの原動力になっているのが世界トップレベルの大学や研究機関です。その一角を担うのが、 英国屈指の理工系国立大学のImperial College London。同大学発の技術の商業化に向けたプログラムを提供し、数々の有力スタートアップ創出に成功しています。始動したGoing Abroad To Scale (GATS)イニシアティブでは、世界水準の「事業化の実践知」を提供する、「事業化支援プログラム」の中核を担う予定です。Imperial College Londonで、AIやメッドテック分野の起業支援プログラム・マネージャーを務めるHiten Thakrarさんに、同大学の実績や、GATSの枠組みで提供するプログラム「Launch UK」を中心に詳細を伺いました。

分野に特化した起業支援プログラムで、世界にインパクトを与える

Imperial College Londonの起業支援の概要と、具体的な実績をお聞かせください。

Imperial College Londonは、そのSTEM(科学、技術、工学、数学)教育に大きな特徴があります。したがって、大学発のスタートアップは、メッドテック、気候テック、AI・ロボットの分野が中心になっています。
私が所属するエンタープライズ・ラボは、過去10年にわたり、学部生、大学院生、博士研究員、若手研究者、教員、卒業生を対象に起業やイノベーション活動の支援を行っている組織です。その主要プログラムの一つ「Venture Catalyst Challenge」では、ビジネスプランコンテストを開催し、優秀な起業プランに計10万ポンド(約2,100万円)の賞金を提供し、社会にインパクトを与えるスタートアップの創出につなげています。そのほか、女性起業家支援に特化した「We Innovate」や、AI分野の「AI SuperConnector」、メッドテック分野の「MedTech SuperConnector」などの起業支援プログラムも順調に推移しています。
気候テックやAI・ロボット分野向けなど大学全体の支援プログラムを含めると、スタートアップ創出件数は165件超、資金調達は計15億ポンドに上り、世界にインパクトを与える結果を出しています。

イノベーション拠点で、ビジネスプラン、コミュニケーション能力を磨く

「Launch UK」は、どのようなプログラムですか。

我々の既存のプログラムとは異なり、「Launch UK」は気候テック、フィジカルAI、ロボット分野に特化した3週間の集中プログラムです。まず、英国・欧州市場の可能性を学びたいと志望する7人の若手研究者を日本から選びます。プログラムの参加者は、業界のプロから学んだり、事業についてコーチングを受けたり、イノベーターやパートナー、投資家との人脈を構築したりします。
プログラムは3部構成で、第1フェーズは、実現したい「価値」を設定し、自身の立ち位置や目標を確認します。第2フェーズは、目標に向けてのロードマップの策定方法を学び、英国・欧州市場の環境に合わせて技術をさらに磨く戦略を練ります。第3フェーズは、商業化に向けて「投資家に自信を持って事業計画を説明できるレベルのコミュニケーション能力」を習得するのがゴールです。また、仮説のビジネスプランを、実験を重ねながら修正し、最適な選択肢に導く「ベイズ型アントレプレナーシップ手法」を採用するのも、このプログラムの特徴です。

プログラムはどこで行われるのですか。

ホワイトシティ・イノベーション地区(ウェストロンドン)にあるImperial College Londonのキャンパスです。この地区は、研究施設や産業活性化に関わる施設が集まっており、我々のキャンパスも試作施設、ウェットラボ、コワーキングスペースなどを完備しています。現地エコシステムの人脈を構築することも期待できます。また、キャンパスには、文化的背景も、個々の性格・タイプも多様な研究者が世界中から集まっています。様々な考え方に触れることで、事業におけるヒントが見つかったり、インスピレーションを受けたりできると考えます。

英国・欧州市場でどのような可能性があるか探求する

求める参加者像はどのようなものですか。

気候テック、フィジカルAIやロボットの研究で、3〜4年の技術成熟度(TRL)を持ち、起業に向けた熱量がある研究者です。過去の技術商業化の経験は問いません。我々のコーチングの内容を吸収して、商業化へのロードマップについて理解し、投資家に事業について明確に説明できるレベルのコミュニケーション能力を養うことができる人材を求めています。参加者が持つ素晴らしい技術が、英国・欧州の市場でどんな可能性を持つのか探ってほしいと考えています。

参加を検討する科学者にメッセージをお願いします。

もし、あなたが気候テック、フィジカルAI、もしくはロボット分野の研究者で、英国・欧州の市場の可能性に興味があるなら、ぜひ応募してください。我々は、技術の可能性を「別のレンズ」から検証する支援や、世界を牽引するロンドン市場での可能性を探る機会を提供できます。ロンドンは、あなたにとって、とても刺激的な場所になると確信しています。

プロフィール
Kevin Leung

Hiten Thakrar

Imperial College London, Program Manager

mperial College Londonの「AI SuperConnector」「MedTech Super Connector」プログラムの統括担当。大学の研究成果を実行可能な事業へと転換することを専門とし、起業エコシステム構築に関する先進的な知見を提供する。ロンドンでコワーキングスペースの立ち上げや起業教育拡充などの実績も持つ。

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